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rui's blog+*

DAYBREAK'S BELL

澄みわたる未来が来たなら草花も兵器に
宿るだろう My wishes over their airspace.
誰か揺り起こして悪い夢から覚ましてよ
叶うのなら My life I trade in for your pain.
どれだけ祈れば 天に届く?

プロフィール
お名前:涙李-rui-
友達の数は2。

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19/06/27 (木)
22:49
血圧73/44脈74体温37.5


  (夜、家に戻った二人と一羽。ベッドに座る観鈴は、顔を伏せている晴子に気がつく)

観鈴「お母さん・・・」
そら「クワッ?」
観鈴「ずっと寝てないんだよね? 私のために・・・」

  ガタッ(物音がして晴子が目を覚ます)

晴子「・・! ああ、いかん。今寝てたなうち、堪忍や」
観鈴「ううん、寝よう。わたし、お母さんといっしょに寝たいな」

  (その言葉に頭を抱える晴子)

晴子「どないしたらええんや? あんたは寝て夢を見たら痛みがひどなるやろ?」
観鈴「ううん、もう痛くない」
晴子「えっ?」
観鈴「痛くないの・・・さっきからずうっと・・どうしてかな?」
晴子「ほんまか? ほんまに、いたないんか?」
観鈴「うん。だから寝たい。いっぱい寝てもっと元気になる」
晴子「そうか。よかったあ〜! ほんまによかったなあ観鈴! あんた、頑張ってたもんなあ! 報われたんやなあ観鈴!」
観鈴「にゃははは」

  (喜ぶ晴子の様子に笑顔を浮かべる観鈴)


  (電気が消され、真っ暗な神尾家。だらしない格好で晴子が寝ている)

晴子「観鈴〜あかん〜、それカリントウちゃうで〜〜食べたらあかん〜〜〜」

  (寝言を言っている晴子の隣のベッドで寝ていた観鈴。ふと起き上がり・・・)

観鈴(ごめんねお母さん、ウソついて。そうしないと休んでくれそうになかったから・・・)
  「うっ!・・・往人さん・・・・」

  (苦しむ観鈴。机のほうに向かう)

観鈴「絵日記かこうっと・・・・」

  (机に向い絵日記を描く観鈴)


  (翌朝。飛び起きる晴子)

晴子「!! 観鈴?」

  (ベッドには観鈴の姿が無く、机に顔を伏せていた)

晴子「!!」

  (慌てて机に駆け寄る晴子)

観鈴「わたし寝てた・・・」
晴子「体、痛ないか? うちのこと、覚えてるか?」
観鈴「お母さん、おはよう!」
晴子「はあ〜」

  (元気な観鈴の様子に安堵する晴子。窓を開けるとよい天気だ)

晴子「よう晴れたなあ。台風一過ちゅうやっちゃなあ」
観鈴「お母さん、わたしゆうべも夢見たよ」
晴子「夢? あんた、夢見たら具合悪なるんや・・?」
観鈴「だいじょうぶ。どこも痛くないから。それにね、わたしの夢は今日で終わり」
晴子「ほんまか? ほんまになんともないんやなあ? どこも痛なったりしてないんやなあ?」
観鈴「平気。ブイ!」

  (元気な様子でVサインを出す観鈴)

晴子「そうか。居候が最後の夢見てしもうたらなんちゃら言うてたけど、ありゃ間違いやったんやなあ」

  (観鈴に抱きついて涙を流す晴子)

晴子「うち、不安やった。まるで長い悪夢見とったような日々やった。でもやっと終わったんやなあ!」
観鈴「お母さん・・・・」
晴子「ははっ! 観鈴にもう泣くな言われへん。うちも泣き虫さんや」
観鈴「泣いたらあかんよう」
晴子「そうやなあ! 悲しいことなんも無いのに泣いたらあかんなあ!」

  (朗らかに笑いあう晴子と観鈴。その様子をじっと見ているそら)


  (神尾家の居間。縁側で晴子が観鈴の髪を整えている)

観鈴「ゆうべの夢はね、羽のある恐竜さんの夢。気持ちよさそうにね『がお〜っ!』て飛んでた」
晴子「そうか?」
観鈴「そのもっと上をわたしが飛んでるの。私、肩から後ろを見てた。翼があったの。真っ白な翼で、わたし空を飛んでた」
晴子「そうか? ええ夢見たなあ」
観鈴「ううん、悲しい夢だった・・・・世界で一番悲しい夢・・・・」

  (晴子と朝ご飯を食べる観鈴)

観鈴「でもね、これが私の夢の終わり」

  (洗濯物を干している晴子。それを縁側で座って見ている観鈴)

観鈴「これからは、お母さんのそばにいるの。いつまでも、すっと・・・・・」
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別れ道<<
19/06/27 (木) 22:41
>>『僕は彼の次でいい』『寂しい時だけ会おう』なんてカッコつけてたけど一人は怖くて
19/06/27 (木)22:52